【イベント】RecursiveのCOOの山田がNIKKEI半導体シンポジウムに登壇しました

Event2025-03-11

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2025年2月26日に株式会社 日本経済新聞社と株式会社 日経BPにより開催された「NIKKEI半導体シンポジウム」において、Recursive共同創業者 兼 COOの山田 勝俊が「未来社会を支える半導体」をテーマにしたパネルディスカッションに登壇しました。産業界および学術界の著名な専門家とともに、半導体技術の進化がAIの新たな可能性を切り拓いていることについて議論を交わしました。

Recursiveの2030年ビジョン:イノベーション、生産性、持続可能性を支えるAI

パネルディスカッションの中で山田は、半導体技術の急速な進歩により、これまで解決が困難だった課題にもAIが対応できるようになったと強調しました。そしてRecursiveの長期目標として、2030年に向けたビジョンを次のように提示しました。

  • イノベーションの加速:AIを活用し、5つの新製品、新薬、新素材を創出
  • 生産性の向上:温室効果ガス排出増加ゼロで1.5兆円の生産増を達成
  • より良い教育と仕事:1億人にAIを活用した教育を提供
  • 未来のリスクへの備え:40万k㎡の環境をAIによって管理し、森林火災、干ばつ、森林伐採を軽減

また、Recursiveの強みは単なるAIの基盤の提供だけではなく、業界ごとのニーズに応じた高度にパーソナライズされたAIソリューションを開発できる点にあると山田は述べました。さらに、「私たちは、グローバル規模で真の価値を提供するAIソリューションの開発に取り組んでいます」と付け加えました。

AIとロボティクス:日本の社会的課題を解決する鍵

AIと半導体が日本の社会問題の解決にどのように役立つかという質問に対し、山田はまず、世界トップクラスの製造業からカスタマーサービスに至るまで、日本がいかにハードウェアと業務効率における強みをもっているかを強調しました。そのうえで、進化するテクノロジーの状況下で競争力を維持し、社会における課題解決に貢献するには、これらの強みをソフトウェアとAIアプリケーションに変換する必要があると回答しました。

特に、日本が直面する最も深刻な課題の一つが、少子高齢化による労働力不足です。毎年、建設、物流、ホスピタリティなどの業界では倒産率が80%増加しており、人手不足が深刻な問題となっています。この課題に対し、山田はヒューマノイドロボットが重要な役割を果たすであろうと述べました。

そして、AIを活用したロボティクス分野で先陣を切る企業として、Figure AIが最近BMW工場での運用を開始し、今後4年間で10万台のヒューマノイドロボットを市場に投入する計画を発表したことや、1X社がOpenAIと共同で家庭向けの高度なロボットを開発していることなどを取り上げました。

しかし山田は、日本のハードウェア技術は世界的に高い評価を受けているにもかかわらず、AIやソフトウェアの統合において遅れを取っている現状に懸念を表しました。実際、最新の世界トップ16のヒューマノイドロボット開発企業の中に、日本企業は一社もランクインしていません。これはかつては考えられなかったことです。

それでも、山田は日本の未来に対して楽観的な見方を示しました。

「日本のハードウェア技術への信頼は今も世界的に高い。人々の意識をアップデートし、日本独自の文化をAIのようなソフトウェアと融合させることで、日本は素晴らしいイノベーションを生み出すことができるでしょう。」

山田は、NIKKEI半導体シンポジウムでの講演を通じて、日本がハードウェアの卓越性とAI主導のソフトウェアイノベーションの間のギャップを緊急に埋める必要があることを訴えました。半導体産業の進歩がAI能力の向上を加速させ続ける中、Recursiveは今後も生産性向上、社会課題の解決、そしてより持続可能な未来の実現に貢献する、カスタマイズされたAIソリューションの開発に取り組んでいきます。

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