DX人材育成のためのオンザジョブトレーニングサービスを提供開始〜AIの世界的リーディングカンパニー・ディープマインド出身者のもとで学ぶ〜

AI2023-08-30

株式会社Recursive(本社:東京都渋谷区 代表取締役:ティアゴ・ラマル、以下「リカーシブ」)は、社内のDX人材をAIのプロへ育てるためのオンザジョブトレーニング(On the Job training、以下「OJT」)サービスの提供を開始します。急速な進展を続けるAIのスピードに対応するためには社外のリソースが必要であるが、結果として自社内でAI事業を牽引できる人材が育っていないという課題が浮き彫りになり、社内でAIに関係する事業を企画、統率できる人材を育成することを目的としたプログラムです。

リカーシブの設立者であるCEOのティアゴ・ラマルは、かつて英国のグーグル・ディープマインド社でシニアリサーチャーを務めた経験がある人物です。現在も同社出身の起業家が欧米を中心とした各地でAI企業を起こし、AI業界を牽引しています*1。またリカーシブ社の従業員は世界18か国(2023年8月現在)から構成されており、AIエンジニア(マシーンラーニングエンジニア)やアプリケーションエンジニアなど、グローバルで活躍した経験と日本のマーケットへの理解を共に持ち合わせているものが多数在籍しています。

AIを業務効率化のために活用するだけではなく、企業がビジネス変革を起こしその価値を向上させるためには、企業内でのデジタル人材確保が急務とされています。AIに関係する事業を内製化していくための有効な人材育成方法の一つとして、エンジニアやプロジェクトマネージャー等と協働するためのさまざまな知識や技術、視点を養うことが挙げられます。そこで、リカーシブはAI企業の中で実際の仕事を通じ、知識や技術などを身に付けるOJTを提供し、AI事業を統率できる人材を育成していきます。

本育成プログラムは、取引先企業の要望を受けて創設されたプログラムで、また弊社が企業向けの独自AIシステムの開発を請け負う企業のため、AIシステムを発注いただいているクライアントに対してのみ提供できる付帯サービスです。クライアントの従業員一人に対し、リカーシブのエンジニア等をOJTとして一人以上選出し、クライアント企業の人材育成をサポートします。1年間以上の期間に及ぶAIプロジェクト開発の契約を締結することが条件となります(単独プロジェクト、複数プロジェクトどちらの契約も可能です)。

本育成プログラムのサービス開始にあたり、CEOのティアゴ・ラマルは 「多くの日本企業が事業部門ごとに構築されていることにより、DX人材の必要性を理解しているものの、全社横断的なDX戦略の立案が難しい状況であり、これがDX部門を経営の中心に置く欧米とスピード感に差が出る原因の一つです。また生成AIを含むAIの進化は非常に速いため、人材の育成にもスピード感とクオリティの両方が必要です。本育成プログラムが、多くの日本企業においてビジネスの変革の機会になることをサポートしたいと思います」と語ります。

また、共同創設者の山田勝俊は 「社会が変化していく中で、それぞれの従業員が個の力を発揮し、経営をより強くすることが求められています。これまで多くのクライアントから、AIやDXに関する事業をベンダーに依頼し、自社内にノウハウが蓄積されないという話を聞いており、本育成プログラムはその人的資本の活用にも役立つと考えています」と述べています。

■育成プログラム概要

  • リカーシブが企業から発注を受けたAIシステムをもとに、発注元の企業の従業員を受け入れ、業界などの適性によって選ばれたリカーシブ社員がOJTとして教育する
  • OJTを行う社員の選出については、エンジニア、プロジェクトマネージャー、AIコンサルタントなどの職種から、プロジェクトの性質と発注元企業の業種などを鑑み、双方合意の上で決定する
  • OJTは原則リカーシブのオフィス(東京都渋谷区)とオンラインのハイブリッドにて実施する
  • OJTプログラム参加は、期間が1年間以上のAIプロジェクト開発の契約を締結することが条件となる

リカーシブでは、今後も社会におけるサステナビリティとビジネスの両立をより普及すべく、事業を推進していきます。

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